メカニカルシール/端面シール
パッキン及びガスケット用語において、”(1)種類及び名称に関する用語”の分類の中で、”(1.5)メカニカルシール”に分類されている用語のうち、『端面シール』、『メカニカルシール』のJIS規格における定義その他について。
水道用パッキン、フランジパッキン、シートパッキンや液体・液状ガスケット、マフラーやシリンダーヘッドなどに用いられるガスケット・パッキンの種類や名称に関する用語として、パッキン及びガスケット用語(JIS B 0116)において、”(1)種類及び名称に関する用語”の分類の中で、”(1.5)メカニカルシール”に分類されているパッキン・ガスケット用語には、以下の、『端面シール』、『メカニカルシール』などの用語が定義されています。
パッキン及びガスケット用語(JIS B 0116)
⇒【(1)種類及び名称に関する用語 > (1.5)メカニカルシール 】
分類: パッキン及びガスケット用語 > (1)種類及び名称に関する用語 > (1.5)メカニカルシール
番号: 1501
用語: 端面シール
意味(定義):
軸にほぼ垂直な二つの平面間の接触圧力によって、回転部分の密封を行うシールの総称。
アキシァルシールともいう。
読み方:
たんめんしーる
対応英語(参考):
end-face seal
分類: パッキン及びガスケット用語 > (1)種類及び名称に関する用語 > (1.5)メカニカルシール
番号: 1502
用語: メカニカルシール(※1)
意味(定義):
端面シールの一種で、緩衝機構を有するシールユニット。
読み方:
−
対応英語(参考):
mechanical seal
(※1)
メカニカルシールに関しては、以下のJIS規格があります。
JIS B 2405
メカニカルシール通則
この規格では、一般に使用するメカニカルシールの性能、構造、寸法、取付機器の精度、性能試験及び表示に関する事項について規定されています。
メカニカルシールの性能は、漏れ量、摩耗量、トルクなどによって評価されます。
メカニカルシールは機械要素であり、各種の機械に用いられるため、その性能に影響を及ぼす因子も多岐に渡ります。
例えば、以下などのような条件によってメカニカルシールの性能は大きく変化します。
・取扱流体の条件(流体の種類、圧力、温度、粘度、固形物の有無など)
・取付機器の条件(機械の種類、機器精度、メカニカルシールの呼び内径の大小、回転速度、発停の頻度、使用頻度など)
・取扱条件(潤滑方式、冷却方式、装着長さの適否など)
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