オイルシール/ちりよけリップ(オイルシールの)
パッキン及びガスケット用語において、”(1)種類及び名称に関する用語”の分類の中で、”(1.4)オイルシール”に分類されている用語のうち、『オイルシール』、『ちりよけリップ(オイルシールの)』のJIS規格における定義その他について。
水道用パッキン、フランジパッキン、シートパッキンや液体・液状ガスケット、マフラーやシリンダーヘッドなどに用いられるガスケット・パッキンの種類や名称に関する用語として、パッキン及びガスケット用語(JIS B 0116)において、”(1)種類及び名称に関する用語”の分類の中で、”(1.4)オイルシール”に分類されているパッキン・ガスケット用語には、以下の、『オイルシール』、『ちりよけリップ(オイルシールの)』などの用語が定義されています。
パッキン及びガスケット用語(JIS B 0116)
⇒【(1)種類及び名称に関する用語 > (1.4)オイルシール 】
分類: パッキン及びガスケット用語 > (1)種類及び名称に関する用語 > (1.4)オイルシール
番号: 1401
用語: オイルシール(※1)
意味(定義):
リップを用いてラジアル方向に締めつけ、回転又は往復運動部分の密封を行うシール。
読み方:
−
対応英語(参考):
oil seal
分類: パッキン及びガスケット用語 > (1)種類及び名称に関する用語 > (1.4)オイルシール
番号: 1402
用語: ちりよけリップ(オイルシールの)
意味(定義):
ちりよけ付オイルシールのちりよけ(※2)などのように、外部からの異物の侵入を防止するために用いられるリップ。
読み方:
−
対応英語(参考):
duster lip (of oil seal)
(※1)
オイルシールに関連するJIS規格には、以下などがあります。
JIS B 2402-1
オイルシール−第1部:寸法及び許容差
JIS B 2402-2
オイルシール−第2部:用語
JIS B 2402-3
オイルシール−第3部:保管,取扱い及び取付け
JIS B 2402-4
オイルシール−第4部:性能試験方法
JIS B 2402-5
オイルシール−第5部:外観欠陥
JIS B 2402-2(オイルシール−第2部:用語)では、オイルシールは、以下のように定義されています。
【オイルシール】
対応英語:rotary shaft lip seal
定義:
変形可能な部分と、通常、それに接続する金属環とをもち、リップ先端によって与えられる半径方向の内向き又は外向きの締付け力に基づいて流体又はグリースの漏れを防止することができるシール。
(※2)
ちりよけとは、軸を保護し、異物侵入を防止するために、オイルシールの後面に設けられている短いリップのことです。
[ パッキン・ガスケット > オイルシール,メカニカルシール ]