常態/硬さ試験/デュロメータ
パッキン及びガスケット用語において、”(2)仕様に関する用語”の分類の中で、”(2.3)試験及び検査に関するもの”に分類されている用語のうち、『常態』、『硬さ試験』、『デュロメータ』のJIS規格における定義その他について。
水道用パッキン、フランジパッキン、シートパッキンや液体・液状ガスケット、マフラーやシリンダーヘッドなどに用いられるガスケット・パッキンの種類や名称に関する用語として、パッキン及びガスケット用語(JIS B 0116)において、”(2)仕様に関する用語”の分類の中で、”(2.3)試験及び検査に関するもの”に分類されているパッキン・ガスケット用語には、以下の、『常態』、『硬さ試験』、『デュロメータ』などの用語が定義されています。
パッキン及びガスケット用語(JIS B 0116)
⇒【(2)仕様に関する用語 > (2.3)試験及び検査に関するもの 】
分類: パッキン及びガスケット用語 > (2)仕様に関する用語 > (2.3)試験及び検査に関するもの
番号: 2301
用語: 常態
意味(定義):
ゴム材料、合成樹脂などで製造直後の老化していない状態をいう。
読み方:
じょうたい
対応英語(参考):
original state
分類: パッキン及びガスケット用語 > (2)仕様に関する用語 > (2.3)試験及び検査に関するもの
番号: 2302
用語: 硬さ試験(※1)
意味(定義):
ゴム材料、合成樹脂などの硬さを測定するための試験で、次の方法などがある。
(1)スプリング式硬さ試験
(2)定荷重式(オルゼン式)硬さ試験
(3)定荷重式(プセイ・ジョンズ式)硬さ試験
読み方:
かたさしけん
対応英語(参考):
hardness test
分類: パッキン及びガスケット用語 > (2)仕様に関する用語 > (2.3)試験及び検査に関するもの
番号: 2303
用語: デュロメータ(※2)
意味(定義):
ゴム材料、合成樹脂などに用いるスプリング式硬さ試験機に一種。
読み方:
−
対応英語(参考):
durometer
(※1)
ゴム材料、合成樹脂などの他に、各種材料における硬さ試験については、以下のJIS規格などがあります。
JIS B 7724
ブリネル硬さ試験−試験機の検証
JIS B 7725
ビッカース硬さ試験−試験機の検証
JIS B 7726
ロックウェル硬さ試験−試験機の検証
JIS B 7727
ショア硬さ試験―試験機の検証
JIS B 7730
ロックウェル硬さ試験−基準片の校正
JIS B 7731
ショア硬さ試験―基準片の校正
JIS B 7734
ヌープ硬さ試験−試験機の検証
JIS B 7735
ビッカース硬さ試験−基準片の校正
JIS B 7736
ブリネル硬さ試験−基準片の校正
JIS D 4421
自動車用ブレーキライニング,ディスクブレーキパッド及びクラッチフェーシングの硬さ試験方法
JIS K 7060
ガラス繊維強化プラスチックのバーコル硬さ試験方法
JIS K 7215
プラスチックのデュロメータ硬さ試験方法
JIS R 1610
ファインセラミックスの硬さ試験方法
JIS R 1623
ファインセラミックスの高温ビッカース硬さ試験方法
JIS Z 2243
ブリネル硬さ試験−試験方法
JIS Z 2244
ビッカース硬さ試験―試験方法
JIS Z 2245
ロックウェル硬さ試験−試験方法
JIS Z 2246
ショア硬さ試験―試験方法
JIS Z 2251
ヌープ硬さ試験−試験方法
JIS Z 2252
高温ビッカース硬さ試験方法
JIS Z 2255
超微小負荷硬さ試験方法
JIS Z 3101
溶接熱影響部の最高硬さ試験方法
JIS Z 3114
溶着金属の硬さ試験方法
(※2)
デュロメータに関連するJISには、以下のJIS規格などがあります。
JIS K 7215
プラスチックのデュロメータ硬さ試験方法
この規格では、プラスチックのデュロメータA硬さ及びD硬さを測定する方法について規定されています。
この場合、原則として、デュロメータ硬さの範囲は、A硬さ及びD硬さともおよそ20〜90とされています。
ただし、プラスチックフィルム、テープ及びフォームプラスチックには適用されません。
なお、デュロメータ硬さとは、圧子を用いて、くぼみ深さに対応して変化する試験荷重を試料に負荷し、生じたくぼみ深さhから求めた値のことです。
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