液体・液状,マフラー,ヘッドガスケット,水道用,シート,フランジ,耐熱パッキンなどの種類・用語

 

低温曲げ試験/衝撃ぜい化試験/反ぱつ弾性試験



パッキン及びガスケット用語において、”(2)仕様に関する用語”の分類の中で、”(2.3)試験及び検査に関するもの”に分類されている用語のうち、『低温曲げ試験』、『衝撃ぜい化試験』、『反ぱつ弾性試験』のJIS規格における定義その他について。

水道用パッキン、フランジパッキン、シートパッキンや液体・液状ガスケット、マフラーやシリンダーヘッドなどに用いられるガスケット・パッキンの種類や名称に関する用語として、パッキン及びガスケット用語(JIS B 0116)において、”(2)仕様に関する用語”の分類の中で、”(2.3)試験及び検査に関するもの”に分類されているパッキン・ガスケット用語には、以下の、『低温曲げ試験』、『衝撃ぜい化試験』、『反ぱつ弾性試験』などの用語が定義されています。

パッキン及びガスケット用語(JIS B 0116)
⇒【(2)仕様に関する用語 > (2.3)試験及び検査に関するもの 】


分類: パッキン及びガスケット用語 > (2)仕様に関する用語 > (2.3)試験及び検査に関するもの

番号: 2319

用語: 低温曲げ試験(※1)

意味(定義):
ゴム材料、合成樹脂などの試料を、低温の指定温度に指定時間放置し、速やかに曲げ、き裂の有無により低温でのもろさを調べる試験。

読み方:
ていおんまげしけん

対応英語(参考):
low temperature bending test


分類: パッキン及びガスケット用語 > (2)仕様に関する用語 > (2.3)試験及び検査に関するもの

番号: 2320

用語: 衝撃ぜい化試験

意味(定義):
ゴム材料、合成樹脂などの試料に、低温そう内で打撃を与え、低温でのもろさを調べる試験。

読み方:
しょうげきぜいかしけん

対応英語(参考):
impact test of brittleness


分類: パッキン及びガスケット用語 > (2)仕様に関する用語 > (2.3)試験及び検査に関するもの

番号: 2321

用語: 反ぱつ弾性試験

意味(定義):
一定の高さから、一定の質量の鉄丸棒などでゴム材料、合成樹脂などの試料を打撃したときの反ぱつ高さを測定して、反ぱつ弾性
(※2)を調べる試験。

読み方:
はんぱつだんせいしけん

対応英語(参考):
impact resilience test


(※1)
ゴム引布・プラスチック引布試験方法として、低温曲げ試験に関連するJIS規格には以下などがあります。

JIS K 6404-13
ゴム引布・プラスチック引布試験方法−第13部:低温曲げ試験

この規格では、気体冷媒中で引布試験片を低温状態に一定時間保った後、曲げる方法及び液体冷媒中でループにした引布試験片を低温状態に一定時間保った後、おもりを落下させて折り曲げる、二つの低温に対する抵抗の能力を測定する方法について規定されています。
なお、ゴム引布又はプラスチック引布は、低温曲げを必要とする様々な用途に使用されているので、この試験方法と使用性能との間の一般的関係を示すことはできません。

(※2)
反ぱつ弾性とは、打撃したとき、吸収されずに残留した位置エネルギーの大きさを尺度として表される性質のことです。