液体・液状,マフラー,ヘッドガスケット,水道用,シート,フランジ,耐熱パッキンなどの種類・用語

 

最小有効締付圧/最小ガスケット締付圧/フランジ圧



パッキン及びガスケット用語において、”(2)仕様に関する用語”の分類の中で、”(2.4)雑”に分類されている用語のうち、『最小有効締付圧』、『最小ガスケット締付圧』、『フランジ圧』のJIS規格における定義その他について。

水道用パッキン、フランジパッキン、シートパッキンや液体・液状ガスケット、マフラーやシリンダーヘッドなどに用いられるガスケット・パッキンの種類や名称に関する用語として、パッキン及びガスケット用語(JIS B 0116)において、”(2)仕様に関する用語”の分類の中で、”(2.4)雑”に分類されているパッキン・ガスケット用語には、以下の、『最小有効締付圧』、『最小ガスケット締付圧』、『フランジ圧』などの用語が定義されています。

パッキン及びガスケット用語(JIS B 0116)
⇒【(2)仕様に関する用語 > (2.4)雑 】


分類: パッキン及びガスケット用語 > (2)仕様に関する用語 > (2.4)雑

番号: 2427

用語: 最小有効締付圧

意味(定義):
ガスケットが、漏れ
(※1)を生じないために必要な最小の有効締付圧力。

読み方:
さいしょうゆうこうしめつけあつ

対応英語(参考):


分類: パッキン及びガスケット用語 > (2)仕様に関する用語 > (2.4)雑

番号: 2428

用語: 最小ガスケット締付圧

意味(定義):
ガスケットの接触しなければならない面が、ガスケット座と密着するために必要な最小の締め付け圧力。

読み方:
さいしょうがすけっとしめつけあつ

対応英語(参考):
minimum seating stress


分類: パッキン及びガスケット用語 > (2)仕様に関する用語 > (2.4)雑

番号: 2429

用語: フランジ圧

意味(定義):
フランジのボルトを締め付けたときに、ガスケットに働く締め付け圧力で、見掛けフランジ圧
(※2)と真フランジ圧(※3)とがある。
慣用的にはガスケット荷重ともいう。

読み方:
ふらんじあつ

対応英語(参考):
flange pressure


(※1)
ここでいう漏れとは、静的又は動的なシール部分から、流体が流出又は流入する現象のことです。

(※2)
見掛けフランジ圧とは、ボルトの締付トルクから計算したフランジ圧で、特定の計算式により求めるフランジ圧のことです。

(※3)
真フランジ圧とは、ボルトを締め付けたときの真実のフランジ圧のことです。
通常は、見掛けフランジ圧から諸条件を考慮して推定します。