圧縮率/最大弾性エネルギー/膨潤
パッキン及びガスケット用語において、”(2)仕様に関する用語”の分類の中で、”(2.2)品質及び性能に関するもの”に分類されている用語のうち、『圧縮率』、『最大弾性エネルギー』、『膨潤』のJIS規格における定義その他について。
水道用パッキン、フランジパッキン、シートパッキンや液体・液状ガスケット、マフラーやシリンダーヘッドなどに用いられるガスケット・パッキンの種類や名称に関する用語として、パッキン及びガスケット用語(JIS B 0116)において、”(2)仕様に関する用語”の分類の中で、”(2.2)品質及び性能に関するもの”に分類されているパッキン・ガスケット用語には、以下の、『圧縮率』、『最大弾性エネルギー』、『膨潤』などの用語が定義されています。
パッキン及びガスケット用語(JIS B 0116)
⇒【(2)仕様に関する用語 > (2.2)品質及び性能に関するもの 】
分類: パッキン及びガスケット用語 > (2)仕様に関する用語 > (2.2)品質及び性能に関するもの
番号: 2204
用語: 圧縮率
意味(定義):
短時間の圧縮力によって生じた変形量の、もとの厚さに対する割合。
読み方:
あっしゅくりつ
対応英語(参考):
compressibility
分類: パッキン及びガスケット用語 > (2)仕様に関する用語 > (2.2)品質及び性能に関するもの
番号: 2205
用語: 最大弾性エネルギー
意味(定義):
ゴム試験片を破断点まで引張るのに要するエネルギーを試験片のもとの体積で割った値(kg・cm/cm3){J/m3}で、応力-ひずみ線図におけるひずみ軸と応力-ひずみ線で囲まれた面積によってはかられる積分値。
プルーフレジリエンスともいう。
読み方:
さいだいだんせいえねるぎー
対応英語(参考):
proof resilience
分類: パッキン及びガスケット用語 > (2)仕様に関する用語 > (2.2)品質及び性能に関するもの
番号: 2206
用語: 膨潤
意味(定義):
ゴム材料などが気体や液体などを吸収し、その結果体積の増加する現象。
便宜的には、膨潤を体積変化率(※1)や質量変化率(※2)で表す場合が多い。
読み方:
ぼうじゅん
対応英語(参考):
swelling
(※1)
体積変化率とは、ゴム材料、合成樹脂などを、一定温度の液体内に一定時間保持した後の体積変化量のもとの値に対する割合のことです。
(※2)
質量変化率とは、ゴム材料、合成樹脂などを、一定温度の液体内に一定時間保持した後の質量変化量のもとの値に対する割合のことです。
[ パッキン・ガスケット > 品質・性能 ]