耐寒性/低温ぜい性(ゴム材料の)/反ぱつ弾性
パッキン及びガスケット用語において、”(2)仕様に関する用語”の分類の中で、”(2.2)品質及び性能に関するもの”に分類されている用語のうち、『耐寒性』、『低温ぜい性(ゴム材料の)』、『反ぱつ弾性』のJIS規格における定義その他について。
水道用パッキン、フランジパッキン、シートパッキンや液体・液状ガスケット、マフラーやシリンダーヘッドなどに用いられるガスケット・パッキンの種類や名称に関する用語として、パッキン及びガスケット用語(JIS B 0116)において、”(2)仕様に関する用語”の分類の中で、”(2.2)品質及び性能に関するもの”に分類されているパッキン・ガスケット用語には、以下の、『耐寒性』、『低温ぜい性(ゴム材料の)』、『反ぱつ弾性』などの用語が定義されています。
パッキン及びガスケット用語(JIS B 0116)
⇒【(2)仕様に関する用語 > (2.2)品質及び性能に関するもの 】
分類: パッキン及びガスケット用語 > (2)仕様に関する用語 > (2.2)品質及び性能に関するもの
番号: 2216
用語: 耐寒性(※1)
意味(定義):
低温で物理的特性が変化しにくい性質。
読み方:
たいかんせい
対応英語(参考):
low temperature resistance
分類: パッキン及びガスケット用語 > (2)仕様に関する用語 > (2.2)品質及び性能に関するもの
番号: 2217
用語: 低温ぜい性(ゴム材料の)
意味(定義):
ゴム材料が、低温において柔軟性、弾性が減少し、もろくなる性質。
読み方:
ていおんぜいせい(ごむざいりょうの)
対応英語(参考):
low temperature brittleness
分類: パッキン及びガスケット用語 > (2)仕様に関する用語 > (2.2)品質及び性能に関するもの
番号: 2218
用語: 反ぱつ弾性(※2)
意味(定義):
打撃したとき、吸収されずに残留した位置エネルギーの大きさを尺度として表される性質。
読み方:
はんぱつだんせい
対応英語(参考):
impact resistance
(※1)
耐寒性を調べるための試験には、耐寒試験があります。
耐寒試験は、ゴム材料、合成樹脂などの、低温でのもろさ及び硬さなどを測定するために行う試験で、低温曲げ試験や衝撃ぜい化試験などがあります。
(※2)
反ぱつ弾性を調べるための試験には、反ぱつ弾性試験があります。
反ぱつ弾性試験は、一定の高さから、一定の質量の鉄丸棒などでゴム材料、合成樹脂などの試料を打撃したときの反ぱつ高さを測定して、反ぱつ弾性を調べる試験です。
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