圧縮永久ひずみ/コールドフロー/応力緩和
パッキン及びガスケット用語において、”(2)仕様に関する用語”の分類の中で、”(2.2)品質及び性能に関するもの”に分類されている用語のうち、『圧縮永久ひずみ』、『コールドフロー』、『応力緩和』のJIS規格における定義その他について。
水道用パッキン、フランジパッキン、シートパッキンや液体・液状ガスケット、マフラーやシリンダーヘッドなどに用いられるガスケット・パッキンの種類や名称に関する用語として、パッキン及びガスケット用語(JIS B 0116)において、”(2)仕様に関する用語”の分類の中で、”(2.2)品質及び性能に関するもの”に分類されているパッキン・ガスケット用語には、以下の、『圧縮永久ひずみ』、『コールドフロー』、『応力緩和』などの用語が定義されています。
パッキン及びガスケット用語(JIS B 0116)
⇒【(2)仕様に関する用語 > (2.2)品質及び性能に関するもの 】
分類: パッキン及びガスケット用語 > (2)仕様に関する用語 > (2.2)品質及び性能に関するもの
番号: 2222
用語: 圧縮永久ひずみ(※1)
意味(定義):
ゴム材料、合成樹脂などを、一定時間一定温度で圧縮したときの残留ひずみ。
読み方:
あっしゅくえいきゅうひずみ
対応英語(参考):
compression set
分類: パッキン及びガスケット用語 > (2)仕様に関する用語 > (2.2)品質及び性能に関するもの
番号: 2223
用語: コールドフロー
意味(定義):
ゴム材料、合成樹脂などが、応力により連続的塑性変形を起こす現象。
クリープ(※2)ともいう。
読み方:
−
対応英語(参考):
cold flow
分類: パッキン及びガスケット用語 > (2)仕様に関する用語 > (2.2)品質及び性能に関するもの
番号: 2224
用語: 応力緩和
意味(定義):
一定の長さに伸長又は圧縮された状態に保持したとき、ゴム材料、合成樹脂などにおこる応力の連続的減少。
読み方:
おうりょくかんわ
対応英語(参考):
stress relaxation
(※1)
圧縮永久ひずみを測定するために行う試験のことを、圧縮永久ひずみ試験といいます。
(※2)
クリープの試験方法などに関連するJIS規格には、以下などがあります。
JIS K 6273
加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―引張永久ひずみ,伸び率及びクリープ率の求め方
JIS K 6859
接着剤のクリープ破壊試験方法
JIS K 7035
プラスチック配管系−ガラス強化熱硬化性プラスチック(GRP)管−湿潤条件下でのクリープファクター及び長期偏平剛性の求め方
JIS K 7087
炭素繊維強化プラスチックの引張クリープ試験方法
JIS K 7088
炭素繊維強化プラスチックの曲げクリープ試験方法
JIS K 7115
プラスチック―クリープ特性の試験方法―第1部:引張クリープ
JIS K 7116
プラスチック―クリープ特性の試験方法―第2部:3点負荷による曲げクリープ
JIS K 7132
硬質発泡プラスチック−規定荷重及び温度条件下における圧縮クリープの測定方法
JIS K 7135
硬質発泡プラスチック−圧縮クリープの測定方法
JIS R 1612
ファインセラミックスの曲げクリープ試験方法
JIS R 1631
ファインセラミックスの引張クリープ試験方法
JIS R 2658
耐火れんがの圧縮クリープ試験方法
JIS Z 2271
金属材料のクリープ及びクリープ破断試験方法
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